(ホームに戻る)

児童8人が子供素踊りを熱演
日吉神社で半原操り人形浄瑠璃


東濃ニュース 土岐市・瑞浪市版
2024年04月14日

半原操り人形浄瑠璃保存会(安藤午一会長)と、
半原区(土屋照吾区長)は、
瑞浪市日吉町半原地区の日吉神社で、
岐阜県指定重要無形民俗文化財
「半原操り人形浄瑠璃」(半原文楽)を奉納した。

 

 

 

奉納した「式三番叟」(しきさんばそう)は、
江戸時代の中期に始まったという。
「翁」・「若男」・「娘」の3体が、
半原独特の歌に合わせて、舞うのが特徴。
半原操り人形浄瑠璃保存会は、
40歳代から80歳代まで、
半原区民を中心に、26人で構成している。
三味線・太鼓・笛などで、浄瑠璃を奏でる中、
3人1組で、1体の人形を巧みに操った。

 

 

 

半原文楽(はんばらぶんらく)は、
4月は日吉神社で奉納を、
10月は半原公民館(文楽館)で公演を、
それぞれ行っている。
人形を使う文楽とは別に、
地元の小学生や中学生が、人形の動きをまね、
自分の体で演じる「素踊り」(すおどり)がある。
浄瑠璃に合わせた動きを、体で覚えることで、
将来、優れた人形遣いになれるという。

 

 

 

今回の「子供素踊り」には、
瑞浪市立日吉小学校の児童5人と、
瑞浪市立土岐小学校の児童3人の計8人が出演。
1年生から6年生までの全学年がおり、
日吉町半原地区の4人、
日吉町南垣外(みなみがいと)地区の1人、
瑞浪市土岐町の3人が演じた。
半原地区から他地区へ嫁いだ人が、自分の子供に、
古里(ふるさと)の芸能を習わせたとのこと。
人形の動きをまねた式三番叟を、
児童らが熱演すると、多くの観客が拍手を送った。


(ホームに戻る)